今回は、ファン心理について興味深い話題をご紹介したいと思います。
皆さんは、グッズ厨や同担拒否という言葉を聞いたことがありますか?
グッズ厨とは、
『アイドルやアニメなどのファンで、グッズを多く集めたり、自慢したりする人』
のことです。
同担拒否とは、
『同じ対象を応援する他のファン(同担)とは
交流を持ちたくないという姿勢』
です。
これらのファン心理は、
- どのように生まれるのでしょうか?
- ファンコミュニティにどのような影響を与えるのでしょうか?
このブログ記事では、グッズ厨と同担拒否について、
- 関係性
- 影響
- 心理的メカニズム
の3つの観点から分析してみたいと思います。
グッズ厨と同担拒否の関係性と影響
グッズ厨と同担拒否の関係性の分析
を指します。
グッズ厨については、グッズ厨とは何か?同担を意識したグッズ厨という記事で、定義や特徴、その心理について詳しく解説しました。
グッズ厨は、
自分の応援する対象に対する愛情や熱意をグッズに投影しています。
グッズは、
ファンと対象との関係性を象徴するものであり、グッズ厨はグッズを通じて対象との距離を縮めようとしています。
同担拒否とは、
/
同じ対象を応援する他のファン(同担)とは
交流を持ちたくないという姿勢
\
を指します。
同担拒否については、同担拒否の定義と種類。同じ推しを応援するファンに対する態度の違いとは?で詳しく解説しました。
同担拒否は、対象に対する独占欲や競争意識という同担拒否特有の心理から生じることが多いです。
そして、同担拒否にとって、同担は、自分にとって恋敵やライバルであり、対象との関係を邪魔する存在と感じるという特徴があります。
つまり、同担拒否の心理は、女性の恋愛観に関係しており、男性には同担拒否が理解できない場合もよくあるのです。
一方で、同担拒否は、グッズ厨もグッズを持ってない人もいます。
グッズ厨と同担拒否は、
関係性の観点から見ると、似たような心理的メカニズムを持っており、
両者ともに、対象との関係性を重視し、自分の立場や優位性を確保しようとしています。
- グッズ厨は:
グッズを所有することで対象との関係性を強化しようとする - 同担拒否は:
同担を排除することで対象との関係性を保護しようとする
のです。
両者は、自分の対象への愛情や熱意を他者に認めてもらいたいという欲求が強いのが特徴です。
グッズ厨と同担拒否の影響の分析
グッズ厨と同担拒否は、
ファンコミュニティに様々な影響を与えます。
一方で、グッズ厨や同担拒否は、
ファンコミュニティ内で規範意識や共感性を高める役割を果たすことがあります。
例えば、
グッズ厨は、グッズに関する情報や知識を共有したり、交換したりすることでコミュニケーションを深めることができます。
- グッズ厨:
グッズに関する情報や知識を共有したり、交換したりすることでコミュニケーションを深める
また、
- 同担拒否:
自分のコミュニティ内にいるファンなら同担でも受け入れることで、仲間意識や信頼感を育むことができます
一方で、
グッズ厨や同担拒否は、ファンコミュニティ内で摩擦や争いを引き起こすこともあります。
例えば、
- グッズ厨:
自分の持っているグッズの量や種類で他者を見下したり、嫉妬したりする
また、
- 同担拒否:
自分以外の同担に敵意や嫌悪感を抱いたり、排除したりする
ことがあります。
これらの行動は、ファンコミュニティ内で不和や分断を生むことになってしまうでしょう。
同担拒否については、行き過ぎた言動から、他のファンからネットで「ムカつく」「うっとうしい」などと敬遠されてしまう事例も発生しています。
同担拒否は悪いことなのか?ネットでは議論されているのも事実ですが、
どんな応援スタイルであるにせよ、同じ推しを応援するファン同士、お互いを尊重し、マナーを守ることで、トラブルを避けることができます。
グッズ厨と同担拒否の心理的メカニズム
グッズ厨と同担拒否の心理的メカニズムの説明
グッズ厨と同担拒否の心理的メカニズムを説明するために、以下の3つの要素を考えることができます。
- 対象への愛着
- 自己評価
- 他者との比較
対象への愛着とは、
『ファンが応援する対象に対して感じる親密さや一体感』
のことです。
対象への愛着が強いファンは、対象に対する情熱や献身性が高く、対象との関係を大切にします。
グッズ厨や同担拒否は、対象への愛着を表現する方法の一つとして捉えることができるでしょう。
よって、
- グッズ厨は、グッズを通じて対象との関係を深めようとし、
- 同担拒否は、同担を避けることで対象との関係を守ろう
とします。
自己評価とは、
『自分自身に対する評価や認識』
のことです。
- 自己評価が高い人は、
自分に自信や満足感 - 自己評価が低い人は、
自分に不安や劣等感
があります。
グッズ厨や同担拒否は、自己評価を高める方法の一つとして捉えることができます。
つまり、
- グッズ厨は、グッズを所有することで自分の価値や優位性を高めよう
- 同担拒否は、同担を排除することで自分の特別さや希少性を高めよう
とします。
他者との比較とは、
『自分自身と他者を比べる』
ことです。
他者との比較は、自己評価に影響を与える要因の一つです。
- 他者よりも優れていると感じる場合は、自己評価が上がり
- 他者よりも劣っていると感じる場合は、自己評価が下がり
ます。つまり、
- グッズ厨は、グッズを通じて他者との差別化を図ろう
- 同担拒否は、同担を無視することで他者との競争を回避しよう
とします。
グッズ厨と同担拒否の心理的メカニズムの例
グッズ厨や同担拒否の心理的メカニズムを具体的な例で説明するために、
以下のケーススタディを考えます。
まとめ
このブログ記事では、グッズ厨と同担拒否という2つのファン心理について、以下の点を説明しました。
- グッズ厨と同担拒否の関係性とは?
『対象との関係性を重視し、自分の立場や優位性を確保しようとする心理』である。 - グッズ厨と同担拒否の影響とは?
『ファンコミュニティにおいて、規範意識や共感性を高める効果もあるが、摩擦や争いを引き起こす危険性もある』ということ。 - グッズ厨と同担拒否の心理的メカニズムとは?
『対象への愛着、自己評価、他者との比較という3つの要素によって説明できる』ということ。
グッズ厨や同担拒否は、ファンであることの楽しさや苦しさを表す一面であり、自分自身や他者を理解するためのヒントになるかもしれません。
もし、あなたが自分の同担拒否度を知りたい場合は、無料の同担拒否診断テストで短時間でカンタンにチェックできます。
一度、客観的に自分を分析することで、今後、ファン同士のコミュニティーの中において、自分の立ち位置が明確になり、ファン活動がしやすくなるでしょう。
グッズ厨や同担拒否の人もそうでない人も、ファンであることの楽しさを忘れずに、互いに尊重し合うことができればいいなと思います。