他担拒否vs同担拒否: これらの違いを理解するためのステップバイステップガイド

「同担拒否」と「他担拒否」という言葉を聞いたことがありますか?

これらは、主にアイドルやアニメなどのファンの間で使われる用語で、

自分と同じ対象や他の対象を応援する他のファンと交流を持ちたくないという姿勢を表します。

一方で、

「同担拒否」と「他担拒否」は、

同じように見えても実は異なる背景や心理があります。

また、これらの姿勢にはメリットとデメリットがあり、ファン活動やコミュニケーションに影響を与えます。

このブログでは、

  • 「同担拒否」と「他担拒否」のそれぞれの定義や違い
  • メリットとデメリット

について考えてみたいと思います。

「同担拒否」と「他担拒否」に関心がある方や、自分がどちらに当てはまるか知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

同担拒否と他担拒否の定義

まず、「同担拒否」と「他担拒否」のそれぞれの意味や由来を詳しく説明します。

そして、「同担拒否」と「他担拒否」の違いの比較をしていきます。

同担拒否とは

同担拒否とは、


同じ対象を応援している、他のファンと交流を持ちたくない


という姿勢を指す用語です。

同担拒否については、同担拒否の定義と種類。同じ推しを応援するファンに対する態度の違いとは?で詳しく説明しています。

同じ対象を応援するファンを「同担」と呼び、

その「同担」を「拒否」することからこの言葉が生まれました。

その後、ジャニーズファン以外の一般のアイドルファンやアニメや漫画ファンなどにも広まって、使われるようになっていったようです。

特に、アニメや漫画ファンにおける同担拒否はユニークで、同担拒否になりやすいファンの特徴や行動だったり、同担拒否が多いキャラクターの傾向など、アイドルと異なる点もあるので、大変興味深いと思います。

同じ対象を応援するファンであれば、共通の話題や感想があるはずですが、

なぜ彼らは交流を持ちたくないのでしょうか?

他担拒否とは

他担拒否とは、


他の対象を応援する他のファンと、交流を持ちたくない


という姿勢を指す用語です。

他の対象を応援するファンを「他担」と呼び、その「他担」を「拒否」することからこの言葉が生まれました。

元は、同じグループ内で違うメンバーを応援するファン同士の対立や、嫉妬心から生まれた用語です。

その後、他のグループやジャンルにも広まって使われるようになりました。

例えば、

ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループのファンの中には、自分が応援するメンバー以外のメンバーを応援するファンを嫌う人がいます。

このような人たちは、自分が応援するメンバーに対して、他のメンバーが影響を与えることを恐れたり、

自分が応援するメンバーが、他のメンバーに比べて不利になることを憂慮したりします。

また、自分が応援するメンバーに対して強い愛情や独占欲を持ち、他のメンバーに対して興味や関心がない人も。

他の対象を応援するファンであれば、共通の趣味や好みがあるはずですが、

なぜ彼らは交流を持ちたくないのでしょうか?

同担拒否と他担拒否の違い

同じ対象に対して同じような姿勢を示すように見える「同担拒否」と「他担拒否」ですが、

実際には異なる背景や心理があります。

「同担拒否」と「他担拒否」の違いを以下にまとめます。

同担拒否と他担拒否の違い
  • 同担拒否は、自分と同じ対象に対して、強い愛着や独占欲を持つ人が多く、自分だけが特別な存在でありたいという願望が強いです。
    一方、他担拒否は、自分以外の対象に対して、興味や関心がない人が多く、自分の好きな対象以外は無視したり批判したりする傾向があります。
  • 同担拒否は、自分と同じ対象に対して感じる、ライバル意識や嫉妬心から生まれることが多く、自分よりも優れたファンや自分と違う考え方を持つファンを排除しようとします。
    一方、他担拒否は、自分以外の対象に対して感じる、敵意や軽蔑から生まれることが多く、自分の好きな対象に敵対するファンや自分の好きな対象を貶めるファンを、攻撃しようとします。

同担拒否の心理については、意味不明な同担拒否: その心理と対処法3選で説明しています。

同担拒否の心理を理解することができれば、「同担拒否」と「他担拒否」の違いが、より明確になるでしょう。

同担拒否と他担拒否のメリットとデメリット

「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、得られる利点や失うものについて、考えてみましょう。

また、ファン活動やコミュニケーションにおける影響や問題点について分析します。

同担拒否や他担拒否のメリット

「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、

  • 自分の好きな対象に集中できること
  • 自分の感性や価値観に合ったファンとだけ交流できること

がメリットとして挙げられます。

また、「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、

  • 自分の好きな対象に対する愛情や忠誠心を示すこと

と感じる人もいるかもしれません。

さらに、「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、

  • 自分の好きな対象に関する情報やグッズを独占したり、自分の意見や考えを押し付けたりすること

ができると思う人もいるかもしれません。

しかし、これらのメリットは本当にメリットなのでしょうか?

それとも、自分に都合の良いように思い込んでいるだけなのでしょうか?

「同担拒否」や「他担拒否」については個人の自由になりますが、同担拒否は悪いのか?その是非については、さまざまな意見があります。

同担拒否や他担拒否のデメリット

「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、自分が損をすることや、他人に迷惑をかけることがあります。

これらは、「同担拒否」や「他担拒否」のデメリットと言えるでしょう。

自分が損をすること

「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、自分が損をすることは、以下のようなものがあります。

自分が損をすること(デメリット)
  • 自分の視野や知識が狭くなること
    同じ対象に固執して他の対象やファンに目を向けないことで、自分の視野や知識が狭くなります。 他の対象やファンから学べることや楽しめることがあるかもしれませんが、それを見逃してしまうでしょう。
  • 自分の好きな対象に対する理解が深まらないこと
    同じ対象を応援するファンからしか情報や感想を得ないことで、自分の好きな対象に対する理解が深まりません。 他の対象を応援するファンから聞けば、自分の好きな対象について新たな発見や視点があるかもしれません。
  • 自分の好きな対象に対する愛情が歪むこと
    同じ対象に対して過度な愛着や独占欲を持つことで、自分の好きな対象に対する愛情が歪みます。 自分だけが特別だと思ったり、自分の意見や考えが正しいと思ったりすることで、自分の好きな対象を尊重しなかったりします。

このような同担拒否が加速していくと、ついには、自分自身に対する過度なプレッシャーや自虐の感情を抱いてしまい、強火オタクと言われ、自分が損するだけでなく、周囲からも敬遠されてしまうというデメリットも。

他人に迷惑をかけること

「同担拒否」や「他担拒否」をすることで、他人に迷惑をかけることは、以下のようなものがあります。

他人に迷惑をかけること(デメリット)
  • 同担拒否をすることで、自分と同じ対象を応援するファンに不快感を与えたり傷つけてしまう事があります。 時には、他のファンに恐怖さえも与えてしまうでしょう。また、自分と同じ対象に対して共感や支援を求めるファンに冷たくしたり、自分よりも劣っていると見下したりすることで、ファン同士の仲間意識や信頼関係を損ねます。
  • 他担拒否をすることで、自分以外の対象を応援するファンに敵意や攻撃性を示します。 そして自分以外の対象やファンを無視したり、批判したり、嫌がらせをして、ファン同士の争いやトラブルを引き起こしてしまうことも。

実際に、同担拒否に遭遇した他のファンは、同担拒否の他人に迷惑をかける言動に対して、「嫌い」「ムカつく」「うっとうしい」「うざい」などと感じている人もいます。

他担狩りとは

他担狩りとは、


他のメンバーのファンを自分のファンにしてしまうこと


を指す用語です。

この用語は、主にジャニーズ事務所に所属するアイドルグループのファンの間で使われています。

ジャニーズファンは、自分が応援するメンバー以外のメンバーにも魅力を感じることがありますが、その中でも特に、

ダンスやアクロバットがキレッキレで、見る者を惹きつけるメンバーを「他担狩り」

と呼んでいます。

他担狩りと呼ばれるメンバーには、どのような魅力があるのでしょうか?

一般的には、下のような特徴が挙げられます。

他担狩りと呼ばれるメンバーの魅力
  • ダンスやアクロバットが得意で、迫力や美しさを感じさせる。
  • パフォーマンスや表情が豊かで、感情やストーリーを伝える。
  • キャラクターやルックスが個性的で、目立つ。
  • ファンサービスやトークが上手で、親しみやすい。

例えば、

SnowManというグループの中では、佐久間大介くんが他担狩りとして注目されています。

彼は歌を歌いながら完璧なダンスを披露し、さらにはバク転もできるアイドルであり、その姿を見た視聴者は好きな芸能人のファンを辞めて乗り換えます。

また、ロックアイスのCMでアクロバット技の「スワン宙返り」を見せつけ、多くの人を驚かせました。

このように、実力もあり魅力的で、他担狩りするメンバーのいるアイドルグループは、同担拒否のファンも多く、

佐久間くんが所属するSnowmanは、同担拒否が多い10のジャニーズグループにも入っています。

まとめ

以上、「他担拒否」「同担拒否」の違いについて解説しました。

どちらもアイドルやキャラクターへの愛情や嫉妬心から生まれるファンの心理ですが、応援する対象や交流する相手によって使い分けられます。

他担拒否は、

『他のメンバーやグループを応援するファンを拒否すること』

で、

同担拒否は、

『同じメンバーやグループを応援するファンを拒否すること』

です。

どちらもファン同士の仲良し度合いや推しの人気度によって変わることがあります。

また、「同担拒否」や「他担拒否」に対して、

同担や他担と仲良くなることを歓迎する場合は、

「同担歓迎」「他担歓迎」という言葉が使われます。

「同担歓迎」や「他担歓迎」のファンたちは、「同担拒否は無理」という人たちも多く、ファン同士の交流を積極的に行って、オタ活を心から楽しんでいます。

今回の記事が、「他担拒否」や「同担拒否」について理解するきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参照:「同担拒否」Wikipedia