あなたは「あんさんぶるスターズ!」(以下、あんスタ)という人気のアイドル育成ゲームをプレイしていますか?
あんスタには様々な個性や魅力を持ったキャラクターが登場しますが、その中で特に好きなキャラクターがいるという方も多いのではないでしょうか。
そのキャラクターを「推し」と呼び、応援したり、グッズを集めたり、同じ推しのファンと交流したりするのは楽しいことですよね。
しかし、中には「同じ推しのファンとは絡みたくない」という人もいます。
そのような人たちは「同担拒否」と呼ばれています。
同担拒否については、同担拒否の定義と種類。同じ推しを応援するファンに対する態度の違いとは?で詳しく説明しました。
この記事では、同担拒否が、なぜ『あんスタ』で多いのかについて、このブログで解説します。
同担拒否の理由と心理
解釈不一致や恋敵感から生じる同担嫌悪
同担拒否をする人の心理には、主に二つの要因があります。
一つ目は、
『解釈不一致』
から生じる同担嫌悪です。
解釈不一致とは、
自分が好きなアイドルやキャラクターに対して持っているイメージや考え方が、他のファンと異なること
です。
例えば、
自分はあるキャラクターを純真で可愛らしいと思っているけど、
他のファンはそのキャラクターを大胆でセクシーだと思っている場合など
です。
このような場合、自分の解釈と異なるものを見せられることで、
自分の好きなアイドルやキャラクターのイメージが崩れたり、
自分の感性や趣味が否定されたりすると感じることがあります。
そのため、同担拒否をする人は、自分の解釈と合わないファンとは距離を置きたいと思うようになるのです。
こういった感情は、一般的には、意味不明と思われるかもしれませんが、同担拒否の人の典型的な心理になります。
二つ目は、
『恋敵感』
から生じる同担嫌悪です。
恋敵感とは、自分が好きなアイドルやキャラクターに対して恋愛感情や愛着を持っている場合に、
同じものを好きなファンを恋敵として認識することです。
これは、女性の恋愛観による同担拒否心理で、女性ファン特有のものです。男性ファンにはこの心理を理解するのは難しいかもしれません。
例えば、
自分はあるキャラクターに恋しているけど、他のファンもそのキャラクターに恋している場合などです。
このような場合、自分の好きなアイドルやキャラクターを他のファンと共有したくないという独占欲や所有欲が強くなります。
そのため、同担拒否をする人は、自分の恋敵となるファンとは絡みたくないと思うようになるのです。
あんスタで同担拒否が多い理由
あんスタは2015年4月にリリースされたアイドル育成ゲームで、
現在では約300万ダウンロードを突破しています。
あんスタでは36人の個性豊かなキャラクターが登場し、彼らの活動や成長を見守ることができます。
また、あんスタではキャラクターごとに声優さんが起用されており、彼らの演技や歌声も魅力的です。
そんなあんスタのキャラクターにはなぜ、同担拒否が多いのか?
あんスタで同担拒否が多い理由としては、以下のようなものが考えられるでしょう。
キャラクターへの愛情が強い
あんスタのキャラクターはそれぞれに個性や背景がしっかりと描かれており、プレイヤーは彼らの魅力に惹かれて推しを見つけます。
推しのキャラクターに対しては、愛情や憧れ、共感や応援などの感情が芽生えることも。
そのため、
推しに対する執着心が強くなり、他人と共有したくないという気持ちが生まれることがあります。
また、あんスタではキャラクター同士の関係性やストーリーが深く展開されており、プレイヤーは推しのキャラクターに対する考え方や感情が他人と合わないと感じることも。
例えば、
推しのキャラクターが他のキャラクターと仲良くするシーンを見て嫉妬したり、
推しのキャラクターの行動や言動に対して批判的な意見を聞いて怒ったりするなど。
そのような場合、同担拒否に走ることで
『自分の推しに対する正当性を保とうとする』
ことがあります。
声優さんへの思い入れが深い
あんスタのキャラクターは声優さんによって演じられており、彼らの演技や歌声もキャラクターの魅力を引き出しています。
声優さんに対しても、キャラクターと同様に愛情や憧れ、共感や応援などの感情が芽生えることも。
そのため、声優さんに対する執着心が強くなり、他人と共有したくないという気持ちが生まれることがあるでしょう。
また、あんスタでは声優さん同士の関係性や活動も注目されており、プレイヤーは声優さんに対する考え方や感情が他人と合わないと感じることもあるかもしれません。
例えば、
推しの声優さんが他の声優さんと仲良くするシーンを見て嫉妬したり、
推しの声優さんの行動や言動に対して批判的な意見を聞いて怒ったりするなど。
そのような場合、同担拒否に走ることで
『自分の推しに対する正当性を保とうとする』
ことがあります。
オタク文化の影響
あんスタはオタク文化の一つであるアイドル育成ゲームです。
オタク文化には独自のルールや価値観が存在しており、
その中には、
「自分の好きなものは自分だけのものであるべきだ」
という考え方もあります。
この考え方は、「独占欲」や「排他性」と呼ばれています。
独占欲や排他性は、自分の好きなものに対する愛情や尊敬を表す一面もありますが、同時に他人を排除したり、自分以外のファンを敵視したりする一面も。
そうした、同担を敵視した過激な行動をとる同担拒否によって、トラブルに発展することもあるのです。
特にインターネット上では、自分の好きなものに対する独占欲や排他性を強く主張したり、他人の好きなものを否定したりする人もいます。
こうした同担拒否の人たちは、ネットで「めんどくさい」などと言われ敬遠されたりするのです。
また、このような人たちは、「厨二病」と呼ばれることも。
あんスタで同担拒否をする人たちは、オタク文化の影響を強く受けている可能性があるので、
彼女らは、
- 自分の推しに対して強い独占欲や排他性を持ち
- 同じ推しのファンとは絡みたくない
という気持ちを抱いています。
また、彼女らは自分の推しに対する正しい理解や愛情を持っていると思い込み、他人の推しに対する考え方や感情を認めないか、あるいは攻撃することがあります。
こうした同担拒否のファンが原因となり、あんスタのイベントで、実際に衝撃的な事件が発生しました。
同担拒否が多いキャラクターの傾向と特徴
人気や話題性が高いキャラクターほど同担拒否が多い
あんスタで同担拒否が多いキャラクターの傾向と特徴を見てみると、一つ目は、人気や話題性が高いキャラクターほど同担拒否が多いということが言えます。
人気や話題性が高いキャラクターとは、
例えば、
- ゲーム内で重要な役割を果たしたり
- アニメや舞台などのメディアミックスで注目されたり
- 声優や楽曲などの要素で人気
というキャラクターです。
このようなキャラクターは、多くのファンから支持されることで、同担拒否をする人にとっては、自分の存在感や特別感が薄れると感じる可能性が高くなります。
また、多くのファンから解釈や妄想が生まれることで、同担拒否をする人にとっては、自分のイメージと異なるものを見せられることでストレスを感じる可能性も高くなります。
そのため、人気や話題性が高いキャラクターほど、同担拒否が多いという傾向があります。
このブログでは、同担拒否が多い漫画キャラクターの共通点を分析しました。あんスタの同担拒否が多いキャラクターと、何かしら共通点があるはずですし、
あなたが、あんスタのキャラクターに同担拒否が多い理由を知る上で、とても役に立つでしょう。
キャラクターの性格や設定によって同担拒否が多い場合もある
あんスタで同担拒否が多いキャラクターの傾向と特徴を見てみると、二つ目は、キャラクターの性格や設定によって同担拒否が多い場合もあるということが言えます。
キャラクターの性格や設定によって同担拒否が多い場合とは、
例えば、
- キャラクターが自分に対して恋愛感情や愛着を持っていることを示唆
- キャラクターが他のキャラクターと親密な関係にあったり
する場合です。
このようなキャラクターは、同担拒否をする人にとっては、自分の恋敵や邪魔者として認識される可能性が高くなります。
また、自分の好きなキャラクターを他のファンと共有したくないという独占欲や所有欲も強くなります。
そのため、キャラクターの性格や設定によって同担拒否が多い場合もあるという傾向があります。
以上が、あんスタで同担拒否が多いキャラクターとその理由についてです。
あんスタは様々なユニットやキャラクターが登場するゲームですが、それぞれに熱心なファンがいます。
熱心なファンや同担拒否は悪いことなのか?ネットでは、いろいろな意見があります。
このように、同担拒否はオタクコミュニティにおいて問題視されることもありますが、それは自分の好きなアイドルやキャラクターに対する愛情や情熱の裏返しでもあります。
同担拒否をする人もしない人も、自分の好きなものを楽しく応援することができればいいと思います。